高山先生のコメント(2)
半谷先生が亡くなられた時の状況を少し記しておきます.
あの時は夏ゼミ初日の午前に,半谷先生は胸に穴をあける大検査をされて,その後すぐに遅れて夏ゼミに参加されました.ご存知のように半谷先生は全員の発表に対して必ずコメントされるのが常でしたが,その時はそれがなく,やや違和感を感じました.
当時は,勉強会の最終日がバーベキューで,翌日登山して解散というスケジュールでしたが,半谷先生は,後で行くから先に懇親会を始めていてほしいということで,川口さんが半谷先生と残り,我々だけで先に始めました.
ところがいつまでたっても半谷先生は来られず,そのうち川口さんが来て半谷先生の様子がおかしいということで行ってみると,かなり苦しそうな様子で,私もその時点でビールを飲んでいたのですが,山の中なので救急車も時間がかかるということだったので,急遽私の車で長野市の総合病院へ送りました.そして,これで安心だとその時は思ったのですが・・・.
川口さんを病院に残して,大森,吉田,私の3人は一旦アゼィリヤに戻り,翌朝,学生達にはあまり詳しい説明はせず,山に登って解散しました.
まさかそれが半谷先生との別れになるとは思ってもみませんでした.